Web API の利用例

Web API の利用シーンは多彩

Web APIは、FacebookやGoogleのAPIのようにパブリックAPIとして外部に公開するたけでなく。社内でのプライベートな利用や、モバイルやIoTの組み合わせなど、さまざまな活用方法があります。ここではWeb APIの代表的な利用例を紹介します。

利用例1. パブリックAPIとしてアプリの機能を外部に公開

Google Map API, Facebook API, Twitter API, UberやFintechのサービスなどのように、自社のサービスをパブリックAPIとして公開し、社内の情報を外部からアクセスできるようにします。他社アプリによるエコシステムによって、自社サービスの活用の境界線が広がり、米Salesforce社のようにサイトのトラフィックの多くがAPI経由になる可能性もあります。

利用例2. IoTの情報をWebに公開

さまざまなセンサーや機器などの IoT(Internet of Things)から発生する情報は膨大で活用のしかたも一様ではありません。このようなデータをクラウドに取り込んでAPI経由でWebからアクセスできるようにすることで、活用方法が広がります。電力会社が取り組んでいる電力の「見える化」や、医療機器のIoTなどの分野で既にこのような取り組みが増えています。

利用例3. 社内の情報をパートナーに公開し連携させる

いわゆる基幹系、業務系のシステムの情報を、お客様やパートナーなどのシステムにAPIでつなぐことことで外部とのビジネス連携が可能になります。一般に社内の既存システムは、独自のプロトコルや情報アクセスの制約などがあり、情報の公開は簡単ではありませんが、APIゲートウェイを経由することで認証やレート制限でアクセスをコントロールすれば、安全に情報を公開できます。お客様やパートナーから、基幹系の在庫や納期などの情報にアクセスすることでビジネスの連携とともにユーザーエクスペリエンスを向上させることが可能です。