Web APIという言葉に明確な定義はありませんが、簡単にいえば、標準的なWeb技術を利用したAPIということです。Web APIで機能を公開しているサーバに対して、オープンなインターネットを通じてHTTPプロトコルでリクエストを送信すると、処理結果がHTTPレスポンスの形で送られてきます。送受信されるデータの形式はAPIによって様々ですが、Webでよく用いられるXMLやHTML、JSON、あるいは画像処理のAPIでは画像ファイル形式、音声のAPIであれば音声ファイルなどが用いられます。最近のAPIでは、よりシンプルなJSON(JavaScript Object Notation)形式が多くなってきています。また、ネット上のリソース(URL、エンドポイント)に対してGET, POST, PUT, DELETEリクエストするREST APIが標準的になってきています。このような標準的なWeb技術を用いることにより、APIを通じたデータへのアクセスが、どこからでも、シンプルにできるようになります。